自費出版を考えている方のための手引き

自費出版で有名になる事は不可能ではありません。ただ感覚としては、あくまで自費出版を一つのきっかけとして知名度を上げていくという感覚です。分かり易い例を挙げると、「Ｂ型　自分の説明書（文芸社）」があります。これは、Jamais Jamais（ジャメジャメ）氏が自費出版として1000部のみを出版した本です。以後、非常にユニークな新感覚の血液型本として徐々に人気が広まっていき、今ではベストセラー本として話題を集めています。そして現在では、同シリーズとして「A型」「AB型」「O型」シリーズまで出版され、今度はニンテンドーDS用ソフトとしてゲーム化されるとの事です。


この様に、自費出版をきっかけとして有名書籍まで上り詰めた本は存在するのです。尚、著者に関しては、血液型がB型だということ以外は、全て謎に包まれているのだそうです。自身のプロフィールは、生年月日はおろか、性別、更には国籍まで全くの不明との事です。


以上から、自費出版で有名になる事は、書籍であれば「Ｂ型　自分の説明書（文芸社）」、著者であれば「宮沢賢治」というように書籍・著者ともに可能だという事が分かります。ただそのハードルは凄まじく高く、なかば雲をつかむかの様な話でもありますので、やはり世間の大多数の人達には、自費出版で有名になれるとか儲かるとは言い難いですね。